お久しぶりです。コミケ出ます。
進撃のユミクリ本です。
巨人化能力保有者の人格上書き説をベースに描いた話です。
元々は23巻時点で練ってた話なんですけど(手が死ぬほど遅い)、今月の別マガ112話で超タイムリーな内容が出てきて密かにガッツポーズしてました。
あと”道”で見える記憶は過去だけじゃなくて未来も見える説も取り入れてます。
今回プロット段階からめちゃくちゃ難産しました…
描く内容は最初から決まってたんですけど、なんせユミルが何考えてたのかがわからない。
というのも私はユミルの行動原理について、今後明かされると思っているんですよね勝手に。
どうしてクリスタに会いに来たのか、どうしてヒストリアを置いていったのか、作中でもう一度明かされる機会があると思っているんです。
少なくとも最低限始祖の巨人ユミルと絵本の少女クリスタ・レンズの話はやると思ってるんです。
ユミルがクリスタに会いに来たのは絵本の少女絡みか、未来が見えたからなのか。
ユミルがヒストリアから去ったのは人格上書きか、死にたかったのか、単純にお人よしだったか…
結局正解なんて分かんないじゃないですか、原作で明かされない限り。
特にユミルは作中でもかなり不思議な死に方してる人間なんですよ。
生きろ、戦えがメインテーマの作品で、 他の死んだ人は死にたくなかったけど大義の為に戦って死んでるのに 、私はもう疲れたって言って自死を選ぶ人間てあとライナーさんくらいだし、そのライナーさんですらメンヘラっても踏み止まってる訳で…
じゃあユミルも人生に希望を持てずに死んだのかと思いきや手紙に結婚したかったって書くし完全に生に対して未練ありありなわけで…
もうまじむり…わかんない…
もうユミルが分からなくて描きづらくて描きづらくて…
死に直面する人間の感情ってどうなってるのか分からず、色々本漁って見たんですけど、やっぱりさっぱりわからない。
あまりにも分からなさすぎてプロットのメモの端っこに「ユミルが何考えてたのかなんて分かるわけ無いだろ」って書き殴ってました。
結局どうしたかというと、ユミル目線で書くのは諦めて、ユミルの葛藤を傍から見守るクリスタの葛藤の話になりました。
平たく言うと逃げに走りました。なんじゃそりゃって感じですけど。
そもそもなんですけど、連載中作品の薄い本書くのって初めてなんですよね。 プロットとシナリオが終わっても原作に否定されるんじゃないかってビクビクしながら描いてました。
描いてから覆されるのは仕方ないにしても、書く前から否定されたら本が出せくなっちゃう…
今回ははじめてのR-指定本でもあります。
といっても15禁なんですけど…
ズートホートは健全サークルなんですけど、今回テーマ的にどうしても肌がふれる描写が必須だったのでぬるい事前・事後描写があります。
露出は肩より上と背中、あとお腹くらいかな。
個人的な目標が少女漫画を描くだったので過去最高 (当社比) に糖度高めのお話になってます。
なんたってキスシーンが複数回あるからな!
描いた本人は恥ずかしくて読み返せてないです。
最後に出たのがC89だから2年ぶりになるんですかね。
女性向けジャンルは初めてなので今からドキドキしてます。
当日はスケブ出来る限り受け付けます!